2014-01-01から1年間の記事一覧

記憶に消えないように刻まれた

他の諸観念が、意味ではなく言葉それ自体が理由で鼠コンプレックスにつけ加わった。その言葉は分割払いを意味し、思考の性質あるいは他の半分はいかに思考するのか銀貨との同一視につながる。それは賭博を意味し鼠男の父が借金を重ねて賭博をしていたことも…

根源的で圧倒的

ラカンの仕事のなかでは、構造に異議を唱えるものは二つある。主体と対象、欲望の原因としての対象αである。ラカンが初期の仕事においては現象学的な概念から出発しつつも1950年代には、主体を言語ないし法である他者に対してとられるひとつのポジションとし…